粉塵の固形化の詳細については専用ページがございますので下記リンクよりお願いいたします。

■粉塵の固形化事業の取り組みについて
粉塵の固形化事業は開発費の一部を持続化補助金の採択を受けて実施しました。
現在は以下の内容に基づいて事業を実施しています。

■経営方針
金属加工業の生産現場の環境向上に貢献する。

2.顧客ニーズと市場の動向
【弊社事業に関わる動向について】
■ニーズの存在と新規事業
弊社のコンサルティング事業は工場運営に関して包括的に相談できる体制をとっており、顧客や営業先から様々な相談を受けている。その中でも解決が難しい問題として、金属製品の加工事業者から発生する「微細な鉄粉(粉塵)」の処理がある。
粉塵は金属加工の工程でレーザー加工機やプラズマ切断機から発生し、集塵機の中に一時的に貯蔵される。そして、一定量の粉塵が溜まってくると取り出しを行い、ペール缶などの容器に保管の上、次項①~③のいずれかの処理を行う。
弊社ではこの粉塵の処理をニーズとして新規事業を行うが、本補助事業においてはこの新規事
業に必須となる「微細な鉄粉(粉塵)の凝固技術の確立」を行う。
レーザー加工機(発生源) 粉塵の発生時の様子 粉塵の保管(ペール缶)

■現在行われている微細な鉄粉(粉塵)の処理方法
金属製品の加工事業者から排出された粉塵は以下の内容で処理されている。
① 高価な専用機(約500万円)を購入して固形化し、スクラップとして引取り業者へ引き渡す。
② 高額な費用を支払って専門の産業廃棄物処理業者に依頼して産業廃棄物として処理する。
③ 家庭用ごみ等として廃棄されている場合もあり。

■処理コストが高額となっている理由
粉塵は非常に軽く、少しの振動でもすぐに空気中へ舞ってしまうため非常に管理がしにくい。
また、空気中に一定の量が漏洩した場合、作業者の健康を害することになる。
このような性質の為、スクラップ回収事業者が回収を拒否することが多く、粉塵を排出する事業者が上記①~③の対応をせざるを得ない状況となっている。

【当事業に関わる市場動向について】
■金属加工業界の市場規模
当処理事業はレーザー加工機やプラズマ切断機などを使用し、金属の切断などを行う金属加工の市場となる。金属加工業界の市場規模は大きく、多くの事業者が切断加工を行っていることから、粉塵の処理問題を抱えている事業者も多いことが推測できる。

■メインターゲットとなる地域と市場規模
全国の金属加工業者を対象として自社内で制作したホームページにて粉塵処理事業の宣伝を行うが、送料や顧客の利便性の観点から主に関西地区を中心とした営業展開になることが予想される。

右記の表は、「経済産業省2022年製造業事業所調
査」から関西地区の「金属加工の事業所数」を抜粋した
もの。
現状では多くの事業所がレーザー加工機やプラズマ切断機を保有しているので市場規模は十分にあると言える。

3.自社や自社の提供する商品・サービスの強み
弊社の強みは以下の通りとなっている。
①金属加工業を営む顧客のお悩みに対する解決能力がある。
②金属加工についてのノウハウと外注先とのネットワークが豊富である。
③自社で広報が可能。(専用のホームページを作成、キーワード広告の利用)